お世話になっております。このHPを拝見していると焙煎の奥行きの深さと珈琲に対する関心度の高さが感じられます。
また、質問に対する回答が的確でそのノウハウを惜しみなく提供されている心の広さに自分自身も思い当たるものがあります。
下記に質問します。
質問1(生豆について)
生豆をネット(流し台の三角コーナーや排水口のドラムにかぶせる青いネット)に入れ(今回は50グラム)1分間洗浄したのですが、焙煎するとやはりチャフが出ます。チャフは洗浄しない場合と比較して量的に変化がないように思います。
焙煎器はアウベルクラフトの遠赤手回しで焙煎カゴ(シリンダー)は5ミリを使用し、先日御教示戴いた家庭用プロパンガスコンロ(仕様はガス消費量で4.20kwと掲載されています)で中強火で一定です。
質問2(焙煎について)
ハイローストの目安は、このコーナーでの情報では2ハゼがピチッと1回とありますが、シティの目安は、2ハゼが連続で5~10秒とありますが、ハイの場合も連続の最初のピチッと1回と解釈して良いのでしょうか?
1ハゼから2ハゼに移行する際、連続した2ハゼなのか?完全に1ハゼが終わって2ハゼが連続発生前の2ハゼの単発なのか?判りません。
質問3(ブレンドについて)
今回購入させて戴いた生豆(4種類)を上記と同条件で各50g単位ブレンドしようと思うのですが、どんな味になれば合格だと思われますか?
- コロンビア/スプレモ・ミルキーセレクトニュークロップ
- タンザニア/AAアデラ
- ガテマラ/ブルー レイク・アテイトラン
- ケニア/AA
焙煎士様より
お世話になります。
生豆の洗いですが、豆と豆をこするように水を流しながら洗います。
ネットは豆が落ちない程度の粗いメッシュが最適で、細かいと流れ落ちません。チャフの量は洗えばかなり変わります。変わらない場合は、洗いに問題があります。粗いネットを2重にしますとチャフ落ちが良くなります。ハイローストは2ハゼの少し手前が本来のローストですが、それではわかりづらいので、2ハゼが1回ピチっと来た所を目安にしてます。
連続の最初ではありません。
1ハゼの終了や2ハゼの開始など、豆によって終わり方や始まりが同じリズムではありません。豆ごとに微妙に違いますのでご自身で豆ごとのクセをつかんでください。ブレンドですが、買われた4種類を使う場合、ローストは変えなくてはなりません。コロンビアはフレンチ、タンザニアはフルシティーケニアはシティー、ガテマラはハイロースト。イメージは甘い柔らかい酸味が広がり、後からほんのり苦みが感じられ、トロっとしたコクがあり、甘みと旨味の感覚で消えるコーヒー。上記ロースト単品でもおすすめです。
有り難うございました。