ロブスタの焙煎法

最近、品質の良いロブスタ種が少しずつ入荷しております。
ロブスタ種は香りが独特でアラビカ種のようなきれいな風味とは違い、口に広がる味に心地よさがありません。しかし、使い方によってはびっくりするような味に変身させます。
酸味の強いコーヒーにロブスタを２～３割入れますと酸味がスパッと消えたり、キレの悪いコーヒーに加えたら、キレが良くなったりします。
また、エスプレッソにロブスタを入れますとコクとキレが増します。
通常は単品で飲むコーヒーではありませんので、ロブスタから甘みを引き出すのは至難の技と言えます。現在、お持ちのロブスタの品質がどの程度なのか、きれいに揃って、肉厚で固く、欠点豆の混入が少ない生豆であれば、ある程度の甘みは期待がありますが。
焙煎法としては、『しっかりと水分を抜く』これに尽きます。
味、香りは求めないで、噛んで柔らかく、抜群のキレを求めます。
３日後ぐらいでかすかに甘みを感じるかもしれません。