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生豆について

フェアトレード商品について

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おいしいコーヒーを頂き、いつもありがとうございます。
当方、コーヒーの流通状況に関して関心が強いのですが、スペシャルティとして販売を許された豆は、生産者より、生豆の販売をおこなっていらっしゃる小売店様の店頭へ出るまで、一般的にはどのような経路をたどっているのでしょうか?
また、フェアトレードの表記のないもので、有機栽培のものなども、
慣行の無表記の豆と同じような経路なのか、フェアトレードに近い取引を行えているのかという疑問もございます。
御社の商品の中で、フェアトレード商品と言われるものがもしございましたら、そちらも教えて頂けますと助かります。
お手数をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。

@cco様より

お世話になります。

スペシャルティーコーヒーの定義として
コーヒーの風味が素晴らしいおいしさであり、消費者がおいしいと評価して満足するコーヒーであること。
素晴らしい風味とは、際立つ風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えて行くこと。
素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの種子からカップに至る迄のすべての段階において、一貫した体制や工程で品質向上策、品質管理が徹底していること。
すなわち、追跡すれば、生産者の顔がわかり、品種や工程などがすべて把握できるコーヒーで、なおかつ同じ舌を持つカップテスター全員が80点以上の点数を付けたコーヒーで、これをスペシャルティーコーヒーとしております。

有機栽培コーヒーとは、JAS法に基づいて認定された農場で栽培されたコーヒーです。種まきの時点からさかのぼり、3年以上禁止されている農薬や化学合成肥料を使用していない農園で作られたコーヒーで麻袋には有機JASマークが付けられます。当然、入荷しても燻蒸などはしませんので、蛾などの昆虫や虫の糞が混入している場合があります。
フェアトレードとは、公正な貿易の意味で、小規模生産者を支援するために始まった制度で、国際市場価格に影響されない最低買い付け価格での購入を促進させるための組織です。
この制度は1997年に発足しましたが、その当時のニューヨーク国際相場が1ポンド60セント前後でその後5年ぐらい安値が続き、生産者にとっては気の毒な価格でした。
しかし、ここ数年は国際相場が高騰し、生産者にとっても利益が得られる価格になっております。(昨日のニューヨーク相場は149セント)また、フェアトレードは学校を作ったり、女性の社会的地位向上などの社会活動にも使われ素晴らしい主旨です。当店もフェアトレード商品の購入をするべく動きましたが、あまりの品質の悪さに購入を断念しました。
当然価格が高いフェアトレード商品は品質が伴って当たり前なのに、品質が伴わない高価格はお客様を裏切る行為になりますので当店では販売を断念しました。今後、良質の生豆が流通すれば販売を検討致します。

有り難う御座いました。

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