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焙煎度の境目

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こちらの投稿、参考によく見せて頂いております。
人に豆を提供するときの焙煎度の表現で、一般的な8段階表現でどのくらいなのかよくわからなくて悩んでいます。

まずミディアムとハイですが、ミディアムは一般的に1ハゼ終了直後と言われていますが、例えば1ハゼが消えかかった時なのか完全に音が消えた時なのか(豆によるばらつきにもよると思いますが)、また、1ハゼは完全に収束していますが、2ハゼのパチッが始まるまで2分くらいの火力のところ、1分で止めた時はミディアムと言うべきでしょうか?ハイと言うべきでしょうか?

逆に一般的なフルシティとフレンチローストの境目ですが、大雑把に言って冷却機に排出した時の油が浮くか浮かないかで判断して間違いないでしょうか?

一般的にフレンチローストは2ハゼが収束(ピチピチ音が全くなし)してから数秒と言われますが、手振り缶や焙煎機や400g程度のステンパンチングの手回し焙煎機ですと、2ハゼが収束するまで焙煎して取り出すと、真っ黒で油ギラギラになり、イタリアンクラスまで炭化してしまいますし、煙も甘い臭いが多くて半端じゃありません。

カラーチャートなどがないのであくまで本などの見本からですが、2ハゼ途中(最初のピチッから1分くらいで冷却機に豆が落ちた状態)で豆を排出した時点で油がうっすら浮き始めたらフレンチくらいかなと思っているのですが、間違いでしょうか?
手回しの場合、取り出すのに時間がかかる(火を切って冷却機に落とすのに20秒くらいかかります)ので、テストスプーンでどの辺あたりの時に火を止めるか色々考えています。

自分的には2ハゼ前は浅煎り、連続2ハゼから30秒くらいで深煎りと大雑把にしか考えていませんでしたが、一般的にはどれくらいなのかちょっと気になってます。

宜しくお願い致します。

Jimmy様より

焙煎度合いは各コーヒー屋さんによって多少の誤差があります。
色での表現の場合、粉にして判断しますが、焙煎時間を短くした場合と焙煎時間を長くした場合では同じ1ハゼ後でもL値が違います。
お客様のご使用焙煎器具は手網みか手回し焙煎機でしょうか?
手網みなどの場合、豆温度が計測できませんので、ハゼ音のみで判断しておりますのでロースト具合は正確ではありません。
ある程度の基準をもうけませんと焙煎ができませんので、わかりやすく、
ミディアム     1ハゼのほぼ終了
ハイ        2ハゼの最初のハゼ
シティー      2ハゼの連続開始から10秒ぐらい
フルシティー    2ハゼの連続開始から約40秒
フレンチ      2ハゼの終了
こられは手網みや手回し焙煎機などでの温度計を使用しない目安です。
焙煎機の場合、ほぼ上記のハゼで同じぐらいですが、豆温度と併用しますのでL値が正確で夏場と冬場での微調整ができます。
1ハゼ後1分で止めた場合、当然ミディアムとハイの中間となります。
ミディアムでもハイでもありません。
フルシティとフレンチの差はあくまでもハゼの進行やハゼの時間です。
2ハゼは1分半はあります。豆が炭化してしまうのは、ハゼのスピードが早すぎで、スピードコントロールが必要です。
また、煎り止めから冷却器に移すのに20秒は長過ぎます。これでは正しいローストは難しくなります。
美味しく煎れた時の豆を参考にその豆を粉にしてサンプルとして使いそのサンプルがハゼからどのくらいの時間経過か、把握すれば再現できますので、コーヒーを差し上げる場合に再現できます。
手回しでしたら温度計設置が可能ですから、温度管理をお勧めします。

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